小耳の先輩&親御さんを交えたり、毎回充実した内容の会を
開いてくれていますが、今回は世界初の軟骨伝導補聴器を開発した
リオネット補聴器さん3名がお越しくださいました。
治験の時点から知識や情報等お世話になり、今回の試聴も快く
受けてくださいました。
ありがとうございます!
補聴器の説明や制度のお話の後、試聴です。
私たち小耳症患者は耳の形成不全と耳の穴が塞がっている人も多いので
通常の補聴器のように耳に引っかけたり、穴から音を入れる事はできません。
その為手術をして機器を埋め込んだり、骨伝導補聴器を頭にバンドで押さえたりと
体に負担や不便のある生活をしています。
しかし軟骨伝導補聴器は、軽量でコンパクト・目立ちにくく取り扱いが容易です。
1.おまかせ回路 機器が小さくなればなるほど電池交換が難しくなりますが
おまかせ回路は電池をどちら向きに入れても大丈夫です。
2.耐汗コート 汗や湿気などから補聴器を守るコートが耐久性を高めます。
突然の雨でも安心。
3.ハウリングキャンセラー(ピーピー音)ハウリングを自動的に抑えます。
4.騒音抑制 車や電車に乗った時などの騒音を抑えるので快適です。
5.スタート時間設定機能 補聴器の音がスタートする時間を設定できる機能です。
6.電池交換お知らせ音 急な電池切れの心配がありません。
その他、衝撃音低減・指向性・音声強調設定
☆購入後2年以内の自然故障は無料修理
☆購入後120日以内に振動子ユニットの形や大きさが耳に合わない場合
無料で何度でも再制作。
☆購入1年以内に破損、火災、盗難にあった場合無料または
同機種による代替品提供(修理不能の場合)
振動子(肌色の部分)は写真の通りの四角い物と
耳穴または穴状のくぼみがあれば、はめ込めるイヤチップが装着できます。
価格は片耳30万円 両耳51万円
20歳以下の方は片耳15万円 両耳30万円
以上記載してみましたが、本当に使う人の立場になって
細部までこだわった補聴器だと思います。
お値段に関しても一律ではなく、20歳以下の価格を
設けてくださり、企業としては採算面で悩んだと思いますが有りがたいです。
試聴に関しては後記