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学校で

悲しいお話です






息子が暗い顔つきで学校から帰ってきました。
「お母さん・・・」


保健室の先生がお亡くなりになったと・・・
47歳

ほんの数ヶ月前、入院した話を聞いたばかり。


息子が手術を終え「学校でテープがはがれてしまったら
見てやって下さい」と話した時にとても具合が悪そうな様子だったので
とても心がざわざわしていたけど、まさか。

保健室登校だった息子を温かく、時には厳しく見守ってくださいました。
一緒に折り紙をしたり、息子も保健室の仕事を手伝ったり
学校での母でした。


私が沈んだ気持ちでお風呂に入っていると息子がドアを開け
「お母さん、ここなら一人で泣けるよ」と。
私は両手で顔をおさえて泣きました。


布団に入ると「お母さん、大丈夫?眠れる?」


息子の言葉かけを聞いて私はハッとしました。
息子が学校で苦しんでいた時に、温かい言葉をかけてやれたのか。
心無い上級生と、うじうじしていた息子に怒りを感じ
いつも厳しい態度を取っていたのではないか。


先生が亡くなったことで、気づかされるなんて情けない。


先生は生徒達宛てに遺書を残し、最後まで学校のことを気にかけていたそうです。
生徒の心配ばかりして、ご自身の体の変化は後回しだったのでしょうか。




授業参観で学校に行ってきました。
保健室を覗くとまだ子供たちと話している先生が見えるようです。
Commented by sanakopi at 2013-12-08 07:11
ばななさん、

ほんとうにいっぺんに大きくなってしまったね。
自分もだいじな人を亡くしたのに、ばななさんを
思いやることができる。

おなじくらいに彼の悲しみも深いんだ、
自分がこんなに悲しいならば、ばななさんも悲しいだろうと
察することができて、そこで言葉を選ぶこともできる。

あなたが助けてくれた小さな男の子は
こんなに立派に成長しています、と空に向かって言いたいね。

ふたりに少しでも心を寄り添わせて、ご冥福をお祈りします。
Commented by peanut-street at 2013-12-08 21:28
*sanakopiさんへ
コメントありがとうございます。

あのーあんまり息子の自慢は書かないようにしているのですが
いや、自慢はないのですが
優しい心を持っているということは確かです。

いつも私は自分の言葉や態度でハっとすること多数。
今日もカッとして・・。

息子たちは保健室の前で歌を捧げてきたようで
きっと空まで届いたと思います。
きっと・・


Commented by m_nonohana at 2013-12-09 11:27
悲しいお別れじゃったね。

歌。
届いとるで!きっと。
Commented at 2013-12-09 12:01 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by peanut-street at 2013-12-09 17:18
ののはなさんへ
あまりにも急で、本当の事なのか嘘なのかよく理解できていません。
ご家族の痛みや、何よりも先生の心を思うと
悲しくて悲しくて。

歌、届いてますよね。
微笑んでくれてますよね。
Commented by peanut-street at 2013-12-09 17:29
鍵コメさま
親子って一番仲良しで、一番険悪な関係にもなれる裏返しの世界なんですよね。
バッとひっくり返ってもいいと思う。
その後、訳を言って和解することが大切なのかなと勝手に(^^ゞ思っています。

息子は焦らない、競争しない、今そこそこいい感じ!な子ですから今後も欲張らず行く模様。
頑張ってはいるけど、外に出さないタイプ。
良く観察して成育方法を工夫しないとねー。

爆発母でいきましょ。
ありがとうございます。

Commented by 5355iyoko at 2013-12-10 00:15
ばななさん、お久です。
私もこの時期に義父を弔いました。死は誰にでも直面する事です、
それに若い方がお亡くなりになる事は、とても悲しい事ですが、、その方の寿命と思うしかないのではないでしょうか?悲しみを感じ・・・耐え・・・る事も
私事で・・・本当に昔の話にはなりますが、
何の異常も感じられなかった、学校の先生が年の検診で異常が見つかり入院!
それきり帰れなかった方(娘の担任の先生でした)がおりました。周りの方の哀しみは・・・もちろんでした。
息子さんが貴女を思いやる気持ちに応えてやって下さい。元気を出して・・・!(^^)!
Commented by R-mama at 2013-12-10 07:55 x
ばななさん、おはようございます
突然の悲しい知らせ とっても辛かったでしょう...

自分もちょうどJ君と同じ中学時代時期に とても身近な肉親(母)を癌で亡くした身なので とっても気持ちが分かります。

自分もそうでしたけど しばらくは突然 悲しい辛い気持ちが度々押し寄せてくることがあるかもしれません、どうかそんなときは寄り添ってあげてくださいね

わたしもたくさんの人に助けられ励まされ 時間が経つとともに成長し今に至ります

人が亡くなることってそのときは本当に悲しいことですが 私の場合 母のおかげで 強く生かされ学び たくさんのことを気づかされ 逆に今は 母に感謝しているほどです

早いもので亡くなって24年...悲しみはいつのころか消えてしまいました
いまでは笑い話 思い出話しか出てきません


J君もきっとそう思える時期が きっとくると思います





Commented by peanut-street at 2013-12-10 14:20
*5355iyokoさんへ
コメントありがとうございます。
そうなんですよね・・運命
葬儀はそれを受け入れるための儀式。

みなさんそれぞれ乗り越えてきて今があるんだろうけど
私だったら大事な人がいなくなっても、何事もなかったように時間が進む非情さにつぶされそうな気がします。

生きていられる時間・・不公平ですね。

でも息子は保健室を通り、もっと寂しい思いをしていると思います。
私が元気出さなくちゃ。
Commented by peanut-street at 2013-12-10 14:31
*R-mamaさんへ
コメントありがとうございます。
思いがけず皆さんに言葉をもらえてほっとしています。

中学の時にお母さんを・・・
まだ自分が体験していないことなので想像がつきませんが
たまに思うのは、親がいなくなったらどんな自分であるのだろうと
言う大きな不安です。
もちろん、逝こうとする人ははどんな気持ちなのか
なんだか小さいころから考えていたような気がします。

時の流れは何事にも薬。
みんなみんなそばにいてくれると思っています。
だから家族の笑顔を見てもらわなくちゃね。

うまく書けなくてすみません。


by peanut-street | 2013-12-07 17:25 | 息子高校生 | Trackback | Comments(10)

時には涙、時にはほんわか、お気楽母さんの日記です


by ばなな
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